6月, 2012

合掌と心の繋がり ~信行唱題会6月~

6月24日(日)  午後2時~

カラリと晴れ上がったわけではありませんが、風がここちよい梅雨の合間の午後、

こぢょっこ寺では、6月の信行唱題会を執り行いました。

ご参加下さいました皆さま、ありがとうございました。

 

御宝前においていつも通りの作法の確認をしたあと観音経を読み、

そして団扇太鼓を叩きながらの唱題行で一汗かきました。

 窓から入る風がとても心地よく感じるのも、この季節ならではですね。

ゆっくり呼吸を整えながら心を鎮める深心行では、鳥の囀りに心が和らいできます。

深心行の後には、祈願回向文も毎回皆で唱和しています。

優しい言葉で書かれた肝文に、今を生かされていることへの感謝を新たにしました。

 

さて、御宝前でのお経と唱題行が終わったら、お座敷での法話です。

美味しいお菓子を食べながら、皆さんと談笑する楽しいひとときです。

 

来月からはお盆の月です。

お盆がくると懐かしく思い出されるのはご先祖さま、先人たちからの命の繋がりですね。

その中で今現在があること、生かされていることに感謝できる信仰心を持ち、

自分の奥底にあるすべての存在との繋がり、仏さまとのご縁に感謝しましょう。

 

次回の信行唱題会は7月29日(日)午後2時からです。

どうぞご参加下さいませ!

初夏の風を感じて ~こぢょっこでらいぶVOL.13~

六ツ森ケイ子 こぢょっこでらいぶ VOL.13

2012年6月17日(日) 12:00~

梅雨の晴れ間、初夏らしい爽やかなお天気に恵まれたこの日、

こぢょっこでらいぶVOL.13が開催されました。

今回は初めて早い段階でチケットが完売!嬉しいことに満席に!!

お越し下さいました皆さま、ありがとうございました。

 

六ツ森ケイ子先生の手によって、いつものお寺とは趣を異にし、

初夏ということで、涼やかな雰囲気となりました。

写真ではよく見えませんが、玄関に置かれた硝子の器の中には白いめだかが元気に泳いでいました。

さり気なく季節を感じていただけるのも、「こぢょっこでらいぶ」ならではの楽しみですね。

 

さて、お待ちかねライブの始まりです!

本堂の中に六ツ森先生の音楽が爽やかに響きます。

六ツ森先生の箏と尺八の優しい音色に包まれると、不思議と気持ちが和みます。

ノリのいい曲では手拍子、演奏に合わせて歌と、本当に楽しい癒しのひとときですね。

お客様の1人が『魂の洗濯をさせてもらいに、毎回楽しみに来てるんです!』と言っておられました。

そんな風に感じていただけるなんて、とても有難いことです。

また、曲の合間に交わされる六ツ森先生ご夫妻のいつもの軽妙なトークには、

思わず笑みが溢れてしまいます。

そして楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものです。

アンコールに応えて演奏して下さったのは名曲『倉敷物語』でした。

本当に何度聞いてもいい曲ですね!

 今回でこぢょっこでらいぶは4周年を迎えました。

 六ツ森先生をはじめ、裏方でお手伝いくださる方々、

そして、この小さなお寺でのライブに足を運んでくださる皆さま方のお陰で

ここまでやってくることが出来たと、感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました!!

これからも集った皆さまが笑顔になれるお寺づくりを目指して

歩んでいきたいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

次回の「こぢょっこでらいぶ」は

9月9日(日) 12:00~

夏の名残と秋を感じる初秋のライブとなります。

詳しいことが決まりましたら、またホームページ等でお知らせいたします。

皆さまのお越しを、心よりお待ち申し上げております。

心ひとつ 東日本大震災復興祈念慰霊法要

本日は、日蓮宗岡山県修法師会主催による

「心ひとつ 東日本大震災復興祈念慰霊法要」へ

檀家さん数名と共に参加させていただきました。

12時30分に開式ということで、本住寺では10時に集合して、

半端な時間となりますが、軽いお食事を摂っていただいてから出発することにしました。

住職も合わせた7名が、檀家さんの運転する車に乗せていただきました。

会場の岡山市民会館は、大勢の檀信徒の皆さまでとても賑わっています。

まずは、立川志遊師匠の落語です。

日蓮聖人一代記からの一人語りと、左甚五郎の落語の二部構成で、面白かったです。

約20分の休憩をはさんだ後は、岩手県から来られた西山文生上人の講演です。

西山上人は岩手県遠野市の方で、東日本大震災の復興支援に大変尽力されている方です。

震災の様子や現状についてお話し下さったのですが、テレビ等のマスメディアから伝わるものと違い、

言葉の一つひとつがとても重く、胸をつかれ、思わず涙がこぼれました。

講演の後の法要は、会場の檀信徒も参加しての慰霊法要でした。

一緒にお経をあげるのでお経本を持って来てください、との通達があったのですが、

実際には会場がとても暗く、文字を読める状態ではなかった!のがとても残念でした。

壇上に上がられた大勢のお上人方による修法はとても迫力があり、厳かな気持ちになりました。

東日本大震災から早くも1年3ヵ月が経ちました。

大震災を忘れず、これからも出来るだけの支援を続けて行くとともに、

明日は我が身と災害に備え、今日という日を大切に生きて行かなければ、と思いました。

法要が終わりお寺に帰ってきてから、檀家さんが用意して下さったコーヒーを飲み、

今日の感想などを話しながら、ほっと一息です。

ご参加下さいました皆さま、今日は本当にお疲れさまでした。

また、何かの機会がございましたらお声を掛けさせていただきますので、

ぜひご参加下さいませ!