美しく花が咲く令和へ~こぢょっこ寺の花まつり

本住寺の『花まつり~釈尊降誕会』が始まったのは、本堂が新しく出来上がった平成21年のこと。

古い本堂を取り壊す際、住職が開かず扉の奥から泥まみれの誕生仏を見つけたことから始まります。

思いがけない所から出てきた、小さなお釈迦様。

まるで、新しく生まれ変わったお寺と共に生まれてきたように感じられ、本住寺の花まつりは始まりました。

そしてあっという間に十年が過ぎ、時代は平成から令和へと移り変わりました。

小さなお釈迦様を囲むように供えられた美しい花々は、花まつりの法要にお参りくださった檀家さんが持ち寄ってくださった真心の花です。

花まつりに参加してくださった檀家さんの7割が、昨年の7月豪雨で被災された方々だったにも関わらず、温かな真心のこもったお花を持って、笑顔でお参りくださいました。

お参りくださった皆さま、本当にありがとうございました。

小さなお釈迦様へ供えられた花々と真心が届き、全ての人の心に綺麗な花が咲き、美しい時代となるように願いをこめて、御祈祷もさせていただきました。

今年も美しい花が溢れる『花まつり』法要となりましたこと、心より感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。