11月, 2011

お題目の積み重ね ~信行唱題会 11月~

11月20日(日) 午後2時~

色づく紅葉と変わりやすいお天気に秋らしさを感じる、11月の信行唱題会です。

 風が強い中にもかかわらずご参加下さった皆様、ありがとうございました!

 

新しい本堂が出来上がってから始めた信行唱題会ですが、

今回でなんと31回目となりました。

参加して下さった方から教えていただいて気がついたのですが、

いつの間にか、そんなに回数を重ねていたことに驚きました。

一番初めは2人だけだった参加者も少しずつ増えて、今では

毎月10人前後の方々にご参加いただけるようになりました。

こうして毎回参加してくださり、回数を重ねさせていただけることは、

本当に有り難いことですね。

 

 唱題行の前に、所作(しょさ)についてお話させていただきました。

毎回、同じことをしているように思われるかもしれませんが、

心身に染みこんでいくように、何度も繰返しやることが大切です。

合掌、礼拝、お数珠の扱い方…等々、少し心がけるだけで気持ちが

シャンとしますね。

 

所作を通して気持ちを整えた後は、いよいよ唱題行です!

太鼓のリズムも軽やかですね。

 

唱題行で大切な事は、大きな声でハッキリとお題目を唱えることです。

「南無妙法蓮華経」の7文字に込められたお祖師様の想いを偲び、口から丁寧に紡ぎ出します。

お題目一つ一つが自分の身と心に染みこむように、仏さまに届くように…。

お題目を大切に唱え、少しずつではありますが、その功徳を積み重ねていくことが出来たらいいですね。

こうして皆様と一緒にお題目を唱えることが出来るのは、本当に有り難いことです。

それを毎月続けさせていただけることは、もっと有り難いことです。

それもご参加くださる皆様がいて下さるからこそです。

これからも、信仰は楽しく!をモットーに信行唱題会の回を積み重ねてまいりたいと思いますので、

どうぞよろしくお願いいたします!!

次回は今年最後の信行唱題会になります。

12月25日(日)午後2時からです。

興味がおありの方は、是非お気軽にご参加ください!

収穫の喜び

『柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺』

正岡子規の有名な一句ですね。

本住寺の鐘楼の鐘は、残念ながら戦争に供出したっきりでつるされていないのですが、

鐘楼の横に、柿の木が1本生えています。

この柿の木、小さいながらもたわわに実をつけてくれるのです。

本堂が新しくなる前の御会式の時には、収穫をして御本尊様へお供えさせていただいたものです。

いつ収穫をしようか悩んでいたところ、近所の檀家さんから『収穫しましょう!』とお電話をいただき、収穫することに。

昨年は天候のせいか不作で、たった3個しか収穫出来なかったのですが、今年は鈴なりに実っています。

持参して下さった高枝切りバサミで、次々と柿を収穫していきます!

柿が沢山ついた枝は重たいので、ハサミから滑り落ちてしまうことも。

一番高いところについている実は、カラスや鳥たちの為に残しておいてあげました。

    

収穫の後は、もちろん味見です。

程良く熟れた柿は甘みも充分で、とても美味しかったです。

お手伝いくださった皆様、本当にありがとうございました!!

 

また、お手伝いに来て下さった檀家さんの一人が、葉牡丹の鉢植えを玄関に置いて下さいました。

種から育てたという葉牡丹はとても大きくて綺麗です!

折角いただいても、枯らしてしまわないか不安に思っていたら…

『大丈夫!時々様子をみながら手入れをしますから!』という心強いお言葉をいただきました。

鉢植えを置いただけで、玄関の前が華やかに見えますよね。

ありがとうございました!!

清らかな心に支えられて ~境内清掃 11月~

11月13日(日) 午前8時~

 

秋も深まる11月第2日曜日、今年最後の境内清掃が行われました。

今回の当番は3班『吉則・玉島』地区の皆様でした。

 

各地区それぞれに特徴があるのですが、この地区には職人さんがいるんです!!

 

脚立やバリカンなどを持参してくださり、伸び放題になっている植木が次々に姿を整えられていきます。

手間のかかる松も見栄え良く、山茶花は沢山ついた蕾を傷つけないように…。

 

エンジン音を響かせる草刈機部隊も、小さな草も見逃さず削っていく鮮やかな手捌きだって、負けてはいません。

  

刈り込んだ木の枝、刈った草や積もった落ち葉を集めると、あっという間に軽トラック山盛り2台分に!!

植木の剪定、境内や裏の斜面の草刈り、参道まで掃き清められ、約2時間の作業で見違えるほど綺麗になりました。

 

作業の後のティータイムで皆様と談笑しながらいただくお茶は、いつも最高に美味しく感じられますね。

『吉則・玉島』地区の皆様、ありがとうございました!

 

早いもので、この日で落慶式からちょうど1年となりました。

盛大だった式典や、本堂の建て替えに至るまでの日々を振り返ってみますと、

檀家の皆様の温かい支えのお陰で本住寺は護られてきたのだと改めて感じます。

特に境内清掃の時には、皆様のお力を直に感じたり、日頃お会いすることが出来ない方々との交流もあったり、

本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいになります。

これからも、皆様と共に歩む、笑顔があふれるお寺となるよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします!

 

次回の境内清掃は、来年5月13日(日)となります。

お当番に当たる4班『金山・有井・尾崎』地区の皆様、どうぞよろしくお願いいたします!